ピンチも明るく盛り上げよう! 「エルピーダ応援フェア」に注目!週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2012年01月22日 00時00分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「全体的にじわじわ上がっていますね」――上がり坂のメモリ市場で単発の動き

フェアにこめられたメッセージ。ちなみに、秋刀魚はサンマックスの愛称(あだ名)だ

 年明け早々からDDR3メモリの値上がりのウワサが飛び交い、月中旬以降には実際にDDR3-1333やDDR3-1600などの主力で1割前後の値上がりをみせるモデルも見られるようになっている。そんな中、パソコンショップ・アークは、エルピーダメモリ製モジュールを採用したサンマックス製メモリを特価販売する「がんばれELPIDA応援フェア」を3月5日まで実施中だ。

 エルピーダメモリは現在日本で唯一のDRAM専業メーカーとして知られている。同社は報道内容について「当社から発表したものではありません」と明示しているが、年明けから一部報道で海外メーカーとの提携交渉の動きが示唆されている。

 そこでパソコンショップ・アークは、「報道の真偽はおいて、昨年末からのメモリの低価格化が痛手というのはあると思います。ピンチに陥ることも考えられますが、やっぱり日本のメモリメーカーは残ってほしいですし、微力ながら応援させてもらおうと思いました」と、キャンペーンに踏み切ったそうだ。

 19日からスタートしたキャンペーンは、ユーザーからの反応もよく、滑り出しは順調という。「もともと信頼性の高さで定評のあるブランドですからね。相性問題も起きにくいですし、ブランドの価値を考えれば相当お得だと思いますよ」と話していた。

 具体的には、4Gバイトのロープロファイル対応DDR3-1333(CL9、1.5ボルト、2ビットDRAM)の2枚セットが3330円、4枚セットが6660円、ノーマル幅の4GバイトDDR-1333 4枚セットが7330円などが目立っている。

パソコンショップ・アークの「がんばれELPIDA応援フェア」(写真=左)。特価品のPOPが大々的に掲げられている(写真=右)

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